TOP > ニュース一覧 > ニュース

【結果・レポート】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・3部第9節

2024/07/09


 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』【3部リーグ】第9節は、7月6日(土)に3試合が行われた。『「アミノバイタル®」カップ2024 第13回関東大学サッカートーナメント大会』の関係で『國學院大學vs明治学院大学』は8月10日(土)に延期。また当日落雷のため中止となった『東京経済大学vs中央学院大学』『共栄大学vs青山学院大学』の2試合も8月10日(土)に行われる。

 『「アミノバイタル®」カップ2024 第13回関東大学サッカートーナメント大会』が終了し、約1ケ月ぶりのリーグ戦となった第9節。あらかじめ延期となっていた1試合に加え、落雷のため2試合が中止となり、開催されたのは半分の3試合となった。

 その中で特に注目されたのが勝点1差の首位・専修大学と2位・東京農業大学の動向だ。
首位の専大は9位の作新学院大学相手に苦戦を強いられる結果に。前半、作新大に先制点を奪われた専大は、後半に入ると作新大を圧倒。作新大の倍以上のシュートを浴びせかけると、62分と69分に立て続けでゴールを決めて逆転に成功する。しかし作新大も終了間際の90+3分に反撃のゴールを決めて2-2でタイムアップ。一方、2位の東農大は13分に長谷川大貴が挙げたゴールを手堅く守りきり1-0で亜大に勝利。この結果、上位が入れ替わり東農大が3節ぶりに首位を奪取。勝点1差で専大が2位に後退した。

 また勝点10で並ぶ6位・平成国際大学と8位・国際武道大学の試合は、両チームあわせて10得点を挙げる激しいゴールの奪い合いに。87分に国武大が4-4に追いついたものの、アディショナルタイムに2点を追加して国武大を突き放した平国大が6-4で勝利した。この結果、平国大は順位をひとつ上げて5位に、また国武大は順位をひとつ下げて9位となった。


3部リーグ第9節 全結果・順位表





3部リーグ第9節マッチレポート



東京農業大学 1(1-0)0 亜細亜大学 @東京農業大学世田谷キャンパスグラウンド

 勝点1差で首位・専修大学を追う2位・東京農業大学は、ここ3試合白星のない5位・亜細亜大学の対戦。スコアが動いたのは試合序盤の13分。ディフェンスラインからのロングボールを室田賀久がつなぎ、藤井建悟が前線へと持ち運ぶ。ペナルティーエリア内で出した横パスを長谷川大貴が押し込んで東農大が先制点を挙げる。ビハインドを負った亜大は後半、早めの選手交代で流れを変えようとするが、東農大も危なげない試合運びで亜大の攻撃をシャットアウト。最後まで先制点を守りきった東農大が1-0で勝利。首位・専大が引き分けに終わったため、3試合ぶりとなる首位の座を奪い返した。


作新学院大学 2(1-0)2 専修大学 @作新学院大学サッカーグラウンド

 激しい雨の中でキックオフを迎えた首位・専修大学と9位・作新学院大学の試合は、最後の最後に作新大が意地を見せた。終始試合を優位に展開した専大だったが、先制は作新大。14分、藤川壮史の左コーナーキックを須藤巧が頭で合わせてゴールネットを揺らす。1点を追う形となった専大だが、雨が止み始めると得意のパスワークで攻撃を仕掛けチャンスを作る。専大は後半に入ると攻撃のギアを上げ、62分に塚越幹太がゴール前に抜け出しGKをかわして同点弾。さらに7分後の69分、後半から出場の増田幸弥がゴール右隅にシュートを決めて追加点を挙げ、専大が逆転に成功する。このまま専大が首位を堅持するかと思われたが、最後の最後の波乱が待っていた。アディショナルタイムに突入した90+3分、作新大は高田湊人のロングスローからチャンスを作ると、専大がゴール前でクリアミス。ボールを拾った作新大は林廉斗が角度のないところからシュートを突き刺して同点に。ほどなくして長い笛が鳴り2-2で試合終了。土壇場で作新大がドローに持ち込み、勝点1を分け合った。目前で勝点2を逃した専大はわずか1節で首位から転落する結果となり、勝点1を積み上げた作新大は9位から7位に浮上した。


平成国際大 6(3-1)4 国際武道大 @平成国際大学サッカー場

 雷雨のためキックオフ時間を1時間遅らせての実施となった6位・平成国際大学と8位・国際武道大学の対戦。勝点10で並ぶ両チームの試合は、合計10ゴールが飛び出す激しいゴールの奪い合いとなった。先制点は開始早々の9分。ロングキックに抜け出した廣重温人が相手DFのボール処理のミスを逃さず、GKの頭上を越すシュートで先制点を挙げる。対する国武大も29分、高い位置でボールを奪った切石承之介がそのまま持ち上がってパス。受けた樋口翔大が右足を振り抜いて同点に追いつく。しかし平国大はその1分後の30分、廣重が左サイドを突破しグラウンダーのパスをゴール前へ。これを佐合海哉が決めてあっという間にリードを取り返す。平国大は41分にも廣重の左コーナーキックを阿部渉が頭で合わせて3点目。国武大を突き放して前半を終了した。
 2点差を追う国武大は、後半の頭から岡田理央斗を投入。すると交代出場の岡田が躍動し、試合の流れを国武大に引き寄せる。66分、国武大はスローインからチャンスを作るとゴール前で相手のクリアミスを拾った花嶋亮がヒールパス。これを岡田が決めて平国大へ1点差に詰め寄る。さらに73分、フリーキックの流れから岡田がこの試合2点目となるゴールを決めて3-3に。だが、平国大もこのままでは終わらず、82分、屋宜和真の右からのクロスに抜け出した廣重が、こちらもこの試合2点目となるゴールで4点目を挙げ3度目となるリードを奪う。すると国武大は5分後の87分、ペナルティーエリア前で相手のクリアボールを拾った平岡龍之介がシュート。これはGKに弾かれるものの、こぼれ球を岡田が押し込んで4点目。国武大も3度目の同点に持ち込むなど、どちらも一歩も引かない接戦が繰り広げられた。
 この熱戦に終止符が打たれたのは、アディショナルタイムに突入した90分過ぎ。90+1分、平国大はコーナーキックの流れから交代出場したばかりの原ブライアンイケチュクがネットを揺らし5点目をマーク。また、その2分後には松本琉聖、木村建貴、廣重とつなぎ、最後は再び松本へとボールが渡りフィニッシュ。ゴール右隅に決まった6点目が試合を決定づけ、平国大が6-4でこの激しい試合の勝者となった。
チケット情報
試合映像配信予定
リーグ戦・各節レポート
プロ内定者一覧
はじめての大学サッカー
2024年度新入部員一覧
主将副将一覧
プログラム通販
スペースバー1
メディアの皆様へ
スカウトの皆様へ
スペースバー2
Youtube
X(旧Twitter)
Instagram
Facebook